July 16, 2014
貧乏旅行でもバケーション旅行でもない新しいスタイルの旅:「暮らすように旅行する」

従来、旅行とは大きく分けて二つの方法しかありませんでした。バックパックを背負ってユースホステルに泊まる貧乏旅行か普通のホテルに泊まって観光地を周る、バケーション型の旅行。しかし、Air BnBの登場によって貧乏旅行にもバケーション旅行にも当てはまらない、「暮らすように旅行する」という新しい形の旅行が登場しつつあります。

マレーシアでAirBnBを使ってみましたが、AirBnBのコンセプトである「暮らすように旅行する」はもの凄く新鮮でした。

今回マレーシアでお世話になったのはフランス人とスウェーデン人が共同で借りている一軒家で、料金は3000円程度。トイレ・シャワーは共同でしたが、日本人の家族と中国人の学生が泊まっていて、まるで学生時代の寮のようでした。

貧乏旅行は色々なことを教えられますが、一番の醍醐味は観光地を周ることではなく、「人」に会うことであり、AirBnBを使うことで人と会える可能性が大きく広がるように思います。

バックパッカーがユースホステルに泊まるのは何も値段が安いだけが理由ではありません。偶々同じ部屋に泊まった世界中のバックパッカーと友達になるのも、バケーション型の旅行にはない貧乏旅行の楽しみでもあります。

AirBnBは有給資源を有効に活用するというコンセプトを元にスタートしました。どんなに旅慣れたバックパッカーでも「現地の人」と「1人の観光客」では、そこに大きな壁が生じますが、「暮らすように生活する」というコンセプトがその壁を取り払ってくれるのではないでしょうか。


↑部屋は広く快適だった

仲良くなった分、別れるのも辛いですが、長い人生の中のほんの数日だけを共有する、そんなロマンチックなことを語れるのも旅人の特権なのかもしれません。

現在、マレーシアからシンガポールに向かう電車の中でこの記事を書いていますが、シンガポールではどんな人達が出迎えてくれるのか本当に楽しみです。

/AIR_BNB