February 13, 2019
ワンピース作者は毎日21時間働く「成功者の『何をやった』からではなく、『何をやらなかったか』から学べ。」

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よく、「好きを仕事にする」と言われます。でも、実際は「好き」を仕事にできない人が大勢いるから世の中が上手く回っているのだと言えるのかもしれません。

「自分より漫画を好きな人に未だ会ったことがない」と言うワンピースの原作者、尾田栄一郎さんは、休みなしで朝の5時から夜の2時まで毎日働き、連載がスタートした1997年からずっと一定のペースで好きな漫画を描き続けています。

世界第3位の富豪であるウォーレン・バフェットはお金で唯一買えないものとして「時間」を上げましたが、成功者から何かを学ぼうとする時、「何をやったか」よりも、「何をやらなかったか」という部分からより多くのことを学んでいく必要があることでしょう。


↑ワンピースの作者は一日21時間マンガを描き続けている。(LC.inc@Tokyo)

なぜなら、成功者の特徴は人それぞれ違っていたとしても、失敗者の特徴はかなり似通っているところが多いからだと言えます。

尾田栄一郎さんはご飯を食べている時以外は、今もずっと漫画を描いているそうなので、「何をやらなかったか」というよりも、漫画以外のことは「何にもやっていない」ということになり、きっと、これが本当の「好きなこと」なのです。

唯一増やすことができない資源が時間だとしたら、「好き」を仕事にできない人たちには、SNSをしたり、旅行にいったり、映画を見たりと、自分の好きなことよりも、もっと重要なことがたくさんあるのでしょう。




↑多分、「好きなこと」よりも重要なことがたくさんあるのだろう。(LC.inc@Amsterdam&Shenzhen)

尾田栄一郎さんはジャンプのインタビューで旅行に行くどころか、外に出る暇もないと述べており、今一番ほしいものは「面白いアイディア」だと述べていますが、王貞治さんの「努力は必ず報われる。報われない努力があるとするなら、それはまだ努力とは呼べない。」という有名な言葉の通り、まだ報われていない努力は、努力をしたというレベルのものではないのかもしれません。

最近では、働き方改革や時短などが叫ばれています。

でも、好きなことを仕事にしている人達にとって、このような動きは悪夢とも言えるでしょう。


↑好きなことを仕事にしている人達にとって、働き方改革など悪夢。(LC.inc@Shanghai)

自分の好きなことよりも、旅行や映画、もしくはSNSを優先できてしまう人は、まだまだ好きなことを本気で仕事にしようという気持ちが足りないんだろう。

だって、自分の好きなことよりも優先できてしまう、もっと好きなことがたくさんあるのだから。

/LOVE_TO_WORK