October 31, 2022
一つの仕事を永遠にやり続けるなんて悪夢そのもの「大谷、米津、福山、又吉、二兎も、三兎も全力で追う人こそが、21世紀の真のイノベーター。」

Kindle ダイレクト・パブリッシングから「5年後、あなたは4つの肩書を持つ。もう、ひとつの仕事にこだわり続ける人に未来はない。」という本を出版致しました。

紙の本でも読めますし、Kindle Unlimitedであれば無料で読めます。

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この本では、日本人の細胞の中に刻み込まれた「二兎を追う者は一兎をも得ず」と「石の上にも三年」という格言が、もう時代にそぐわなくなってきているという命題に焦点を当てます。

米津玄師、福山雅治、大谷選手、又吉直樹など、異なった才能を3つも、4つも連鎖させることで、新しいものを生み出している人たちの事例や様々な根拠を上げながら、この命題を立証していく。

この記事では、本の面白いポイントを抜粋してお届けします。




第1章「二刀流、三刀流が当たり前の時代へ。一つの仕事を永遠にやり続けるなんて悪夢そのもの。」



■日本人の細胞に組み込まれた「二兎を追う者は一兎をも得ず」という概念をぶっ壊す。

■1000人中996人がやらないことをやれば、とりあえずお金には困らない。

■専門家になるな! プロデューサーになれ! 60点のスキルをいくつも組み合わせろ。

■30代はまだまだルーキー。50代から本当のクリエイティブ。

■100年人生とは100個やりたいことを見つけて、100回やりたい事を変化させていくこと。

■「浅く幅広い経験」と「深い経験」がブレンドされた時、新しいものが生まれる。

第2章 本気で遊ぶと、3年後「遊び」が自然と「仕事」になる。



■真剣に遊ぶことは、真剣に仕事することよりも、何倍も難しい。

■一年間一緒に仕事するよりも、一日おもいっきり一緒に遊んだ方が、仲良くなれる。

■遊びに真剣になれない人が、仕事に本気になれるわけがない。

■嫌々やっているプロよりも、好きで熱中している素人の方が良いものをつくれる

■これからは先輩社員が、新入社員から教えてもらう時代

■80点の「仕事」と200点の「遊び」が重なり合うことで新しいものが生まれていく。

■「最近の若者は」とよく言うようになったら、自分が歳をとった証拠。

■業績が悪い会社ほど、休みを増やさなければならない。

第3章 これからは専業禁止の時代へ。



■専門性が高まるほど、新しいものは生まれなくなっていく。

■二一世紀の一〇〇年企業は、一〇〇回変化できる企業。

■これからは、売上や利益よりも「新しい挑戦」が評価される。

■不祥事やノルマが生まれるのは、ビジネスモデルが時代遅れだから。

■人生で計画できるのは二割程度。八割の偶然性を受け入れろ。

■アスリートやアーティストも専業禁止の時代へ。

■多忙と多動を一緒にしてはいけない。

■一万時間ルールと二〇時間ルールを組み合わせると直感力が上がる。

■アリババの創業者は一九人いた。

第4章 成人年齢は四〇歳。「二〇〜四〇歳までは新しいものを生み出すための勉強期間」



■八〇歳でさらに成長し、九〇歳で奥義を習得して一〇〇歳で神の領域に踏み入れる。

■人生の八割は三五歳までに決まる。

■忙しいからこそ人に会え。

■無責任な人の無責任なアドバイスこそが新しい可能性を開く。

■飽きっぽいことは短所ではなく、むしろ、長所になる。

■完璧主義者は早死にする。

二刀流、三刀流が当たり前の時代へ「もう、ひとつの仕事にこだわり続ける人に未来はない。」

(illustration by LC)

2021年、メジャーリーグで投手と打者の二刀流でプレーする大谷翔平が大活躍しました。

過去に「打撃のいい投手」は存在したものの、二刀流で本格的にプレーしたのは野球の神様、ベーブ・ルースぐらいで、2021年の大谷の成績には様々な史上初という言葉が並びました。

日本には「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがあり、イチローや職人のように一つの道を徹底的に極めることを美徳とする考え方が強く残っています。


↑日本人には、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉が染み付いている。(pic by LC)

実際、大谷が二刀流でメジャーリーグに挑んだ時は、業界内外から様々な批判が出ました。

2018年4月8日放送のTBS系「サンデーモーニング」で野球解説者の張本勲は、先発の投手ながら3試合連続でホームランを打って、ベーブ・ルース以来88年ぶりの偉業を成し遂げた大谷翔平を次のように批判している。

「ホームラン? まぐれなのか、アメリカのピッチャーのレベルが落ちたのか。まあ、両方だと思う」(1)

もちろん、日本の野球界からも「プロを舐めるな!」、「漫画の世界」、「自分の適性を見極めるための『お試し期間』にしておくべき」、「両方中途半端に終わるだろう」、「二軍であればいけるかもしれない」などといった多くの批判が寄せられたようです。

ビジネスや芸術の世界でも、世の中がより複雑になり、先が見えなくなればなるほど、多くの人が新しいことへの挑戦を躊躇するようになり、従来の「二兎を追う者は一兎をも得ず」という伝統的な教えに従おうとします。


↑「世の中はこうあるべき」ということを裏切る行為こそが創造性。(Photo by Flickr_FlickrErik Drost_CC)

しかし、これからの時代のイノベーターとは、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という従来の諺に逆らい、複数の草鞋を同時に履いて、自分の興味が湧くものにはどんどん挑戦し、複数のプロフェッショナルを連鎖させることによって、新しいものを生み出していける人たちのことを指すのだろう。

歴史上、最も創造性の高い人物とされたレオナルド・ダヴィンチは複数の肩書を持ち、様々なことを同時並行で行っていく中で、人間の脳が二つのアイディアを同時に考え始めると、その二つがどんなに違うものであったとしても、脳がその二つの間につながりをつくろうと働きだすことを発見しました。

モノやサービスが圧倒的に不足している成長社会から、とにかく同じようなモノやサービスが世の中に溢れている成熟社会へシフトし、テクノロジーが爆発的に普及したことで、現代ほどイノベーションが求められている時代は、歴史上、存在しなかったのかもしれない。


↑脳がその二つの間につながりをつくろうと働きだす。(pic by LC)

営業、エンジニア、農家、長距離ランナー、自分の興味が湧くものであれば何でもいい。

むしろ、全然関係がないもの同士の方が、面白いつながりが生まれ、まだ世の中に存在しないような考えやビジネスが生まれやすくなっていく。

もう、一つの仕事にこだわり続ける人に未来はない。

パートタイムワーカーこそ、真のイノベーターなのだから。

二刀流、三刀流が当たり前の時代へ「100年人生とは100個やりたいことを見つけて、100回やりたいを変化させていく。」

(illustration by LC)

大ヒット曲「Lemon」で平成生まれのアーティストとしては史上初のトリプルミリオンを達成した米津玄師。

彼は作詞作曲の音楽制作はもちろんの事、CDのイラストを自ら描き、動画のアニメーションも自ら制作して、さらには、MVの中でダンスに挑戦するなど、三兎も四兎も同時に追うことで、良い相乗効果を生み出している新しいタイプのアーティストの一人です。

また、多才の代表格とも言える福山雅治は、一つの仕事を極めようとするどころか、逆にジャンルをどんどん広げながら、それぞれの分野の知識や経験が相互に上手く影響を与え合うことで進化し続けており、ソロミュージシャンとしては、アルバムとシングルの総合売上枚数は歴代1位、出演するドラマは常に話題になります。

ビジネスや様々なクリエイティブの分野においては、複数の草鞋を同時に履いて、複数の異なった概念を組み合わせるという方法が、強者を打ち負かすための数少ない戦略になっていくことは間違いない。


↑一つの仕事を極めるどころか、逆にどんどんジャンルを広げていく。(illustration by LC)

ジェフ・ベゾスはアマゾンを創業する前に出版業界で働いた経験はありませんでしたが、インターネットと出版業を組み合わせることで、世界で一番大きいオンライン書店を作り上げました。

同じくイーロン・マスクも自動車業界で働いた経験は一切なかったにもかかわらず、保守的な自動車業界にシリコンバレーの文化を持ち込むことで、時価総額が世界一高い自動車会社を作り上げています。

芸能界でも、柴咲コウが歌手と女優を続けながら会社を設立して事業家に、ピースの又吉直樹は芸人を続けながら小説家になって、ビートたけしも芸人を続けながら映画監督としても成功しました。

こういった人たちからすれば、一つの仕事を永遠にやる、一つの分野の専門家になるといったことは、まさに悪夢そのものなのだろう。


↑一つの仕事をずっとやるなんて悪夢そのもの。(illustration by LC)

様々なことに手を出して、その分野で一流になれなかったとしても、それがすべて二流、三流であるとは限らない。

全く異なる分野のことを、複数同時に行うことで、業界の壁がごちゃ混ぜになり、そこから掛け算が生まれて、まだ世の中に存在していなかった全く新しい考え方が生まれていく。

収入とは、自分の代わりが存在せず、自身の存在がどれだけレアなのかによって決まっていきます。

イチローや宇多田ヒカルの存在は、凡人を1000人連れて来ようと、1万人連れて来ようと代行することができない「100万人に一人のレアな存在」なのだと言える。

若さとは、日々確実に減っていくリソースと言われますから、10代や20代であれば、次の10年間を何か一つのことに没頭し、「100万人に一人の存在」になることは十分可能なのでしょうが、30代になってくるとそれが徐々に難しくなってきます。


↑複数のことを同時に行うことで、業界の壁がどんどん溶けていく。(Pic by LC)

自分がいま行っている仕事で、「100万人に一人の存在」になれなかったとしても、そこに「好き」と「得意」を組み合わせて、自分の才能が重なり合う部分を見つけ、いくつかの仕事や趣味を平行して行っていけば、スキルはどんどん掛け算することができるでしょう。

専門家やプロフェッショナルになるというよりは、新しい分野の仕事をつくるという概念で動いていく。

大谷翔平が「投手」×「打者」を、米津玄師が「音楽」× 「イラスト」×「映像」×「ダンス」を組み合わせて、競争者がいない新しい市場を創り出したように、一般の人たちでも次の式が成り立つはずです。

「100人に一人の二流のスキル」×「100人に一人の二流のスキル」× 「100人に一人の二流のスキル」=「100万人に一人の超レアなスキル」 

「100人に一人の二流の営業マン」×「100人に一人の二流のエンジニア」×「100人に一人の二流のお笑いタレント」=「100万人に一人の一流の人材」


↑プロなると言うより、新しい分野の仕事をつくっていく。(Pic by LC)

例えば、お笑いタレントで「100万人に1人」の存在になり、次々と出てくる新しいライバルと戦いながら、それ一本で食べていくのは、かなり狭き門であることは言うまでもありません。

お笑いタレント志望者の数から考えれば、「100万人に1人」になれる確率は0.1%もないことだろう。

しかし、お笑いのスキルを持ち、営業に来るたびに毎回笑わせてくれる営業マンというのはなかなかいません。

また、技術のことを深く理解した営業マンはあまり多くありませんから、簡単なプログラミングであれば、自分でやってしまえるようなお笑い営業マンがいたら、引き合いが多いことは間違いないでしょう。

多芸は無能などではない。

これからの時代は、複数の草鞋を履いて、様々な分野にフルコミットするパートタイム・ワーカーこそ、真のイノベーターの証拠なのである。

本気で遊ぶと、3年後「遊び」が自然と「仕事」になる。

(Pic by LC)

やりたいことを一つに絞り、専門性を極めることが必要であった時代は、決まったコースから外れず、とにかく努力し続けることが求められました。
 
仕事などから得る充実感は、途中で専門家になることを諦めず努力し続けたことに対する「ご褒美」として考えられていたのでしょう。
 
複数の仕事やプロジェクトを同時進行していくことが求められる時代では、まず最初に仕事から得られる「充実感」を満たすことを最優先にし、充実感を満たし続けることが成功につながっていくという考え方が必要になってきます。(2)
 
そう言った意味では、楽しさを追い求める「努力」よりも、好きを徹底的に追求して「夢中」になることが求められてくるのです。


↑「努力」することよりも、「夢中」になることが求められる。(Pic by LC)

20世紀における最も重要な経済学者、ジョン・メイナード・ケインズは1930年に書いた「わが孫たちの経済的可能性」というエッセイの中で、将来、ロボットやテクノロジーの急激な発達により、2030年には人々は週に15時間働くだけで(1日3時間程度)、生活基準を維持できるようになると書いています。(3)

元サッカー日本代表の中田英寿氏は引退後、 約3年という時間をかけ、世界100カ国以上を周り、さらにその後、日本の47都道府県を6年半かけて旅することで、日本の文化を世界に伝える「REVALUE NIPPON PROJECT」という新しい仕事を“作り出し”ましたが、遊びや趣味に本気で取り組むと、それがいつの間にか仕事になると言います。

英語で「仕事」を意味する言葉は、labor、work、そして、playの3つがあります。
 
laborのような反強制的にやらされるような仕事は、モラルの観点やテクノロジーの台頭によってどんどんなくなっていくことでしょう。
 
workとは、一般の人たちが日々何となくしている仕事のことを指しますが、中田英寿氏にとってのサッカーや旅行はworkではなく、play(遊び)になります。
 
複数の仕事を同時にこなしていくことが求められる時代には、このworkとplayの境界線をできるだけ曖昧にしていくことが大切です。


↑workとplayの境界線をできるだけ曖昧にしていく。(Pic by LC)
 
workとは、既に誰かが作り出したビジネスモデルの中の仕事をこなしていくことを意味しますが、playは好きや得意を徹底的に追求することで、新しいビジネスモデルを作り上げていくことを意味します。
 
「真剣に遊ぶこと」は「真剣に仕事をする」ことよりも何倍も難しい。
 
大人になってからの遊びというのは、生きていく上で必要のないことをあえて行うこと。

仕事は努力をすれば極められるのに対して、遊びは夢中にならなければ極めることはできません。

とにかく誠実に努力し続けることが大切だと考えられている日本では、なぜか遊びに行くことに後ろめたさを持ってしまいがちですが、現在、世の中で求められているクリエイティブな仕事というのは、「真剣な仕事の時間」と「夢中になって遊ぶ時間」がミックスした時に生まれるものなのです。(4)


↑真剣な仕事と真剣な遊びの間に、クリエイティブなものが生まれる。(Pic by LC)

一年間一緒に仕事するよりも、一日中おもいっきり一緒に遊んだ方が、仲良くなれるのだろうし、遊びに真剣になれない人が、仕事に本気になれるわけがない。

2010年に「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスに認定された梅原大吾さんは、正月以外はすべての時間をゲームに注ぎ込むことで、プロゲーマーという仕事を作り出しました。

「片づけコンサルタント」という新しい仕事を作り出し、米国TIME誌の「最も影響力のある100人」に選ばれるほど有名になった近藤麻理恵さんも、モノの捨て方、部屋の整理の仕方を遊びながら徹底的に極めていったのです。

これからの時代は、既存の平日の仕事はしっかりとこなしながらも、二足、三足の草鞋を履いて、仕事と遊びを連鎖させながら、自分の好きなことに堂々と没頭するという度胸が大切になってくる。


↑好きなことに没頭する度胸が必要。(Pic by LC)

休日にゴルフをしていたタモリさんが、「真剣にやれよ! 仕事じゃねぇんだぞ!」、「仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない」と言ったというのは有名な話ですが、真面目に遊べるようになればなるほど、どんどん本物のイノベーターに近づいていくということなのでしょう。
 
特にカッコイイ顔立ちでもなく、何か偉大な結果を残しているわけでもないのに、理想の上司や理想の父親に毎年選ばれ、「所さんの目がテン!」、「世界まる見え! テレビ特捜部」など25年以上続く長寿番組をいくつも持つ所ジョージは、自動車、バイク、農園、音楽、ゴルフ、ラジコン、プラモデル、そしてスカジャンなど徹底的に遊び倒している「遊びの達人」の一人です。
 
所ジョージは東京・世田谷に、遊び場「世田谷ベース」を持ち、そこにはビートたけしや木梨憲武などの多くの芸能人が毎週のように集まって、大の大人がおもちゃを使って遊びまくっているといいます。

産業革命によって、働く価値観が「labor」から「work」へとシフトしましたが、AI革命を経て、働く価値観は、「work」から「play」へとシフトしていく。


↑AI革命で働く価値観は、「work」から「play」へシフトしていく。(Pic by LC)

IT化やAI化が進めば進むほど、複数の仕事や遊びを並行して行いながら、「work」のウエイトを減らして、「play」にシフトさせていかなければなりません。

組織化された管理社会では主観や情熱を削ぎ取った80点の「work」が求められるのに対して、管理されていない世界では、主観や情熱こそがすべてであり、常に100点満点中200点、300点の「play」をしなければ生き残っていけない。

80点の「work」と200点の「play」が重なり合うことによって、新しい価値が生み出されていくのだろう。

まとめ「世の中はこうあるべき」をぶっ壊すことが本当の創造性


(illustration by LC)

日本で最もよく使われ有名な諺は「二兎を追う者は一兎をも得ず」と「石の上にも三年」の2つなのだろう。

ある意味、この2つの諺は、日本人の細胞の中に深く染み込んでいます。
 
これからの時代は、こう言った「世の中はこうあるべき」という当たり前の価値観を裏切る行為こそが本当の意味での創造性につながっていく。

大谷翔平、福山雅治、米津玄師、又吉直樹、ジェフ・ベゾス、イーロン・マスクなど、今や時代の最先端にいる人たちは、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という格言に逆らった人たちだ。

もし、コロナ禍からスタートした2020年代が、これまでのやり方をリセットし、働き方や生き方が大きく変化した幕末と同じような時期に差し掛かっているのだとしたら、ラストサムライならぬラストサラリーマンで居続けるか、ちょんまげを切り落とし、複数の草鞋を履く次世代のイノベーターとして新しい生き方に挑戦するのか、いま時代に判断を迫られているのかもしれない。


↑現在、成功しているのは、日本の古い格言に逆らった人たち。(illustration by LC)

これからの時代は、作品やアイディアにクリエイティビティを求めるだけではなく、「生き方そのもの」に創造性を見出していかなければなりません。

これまでは、「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言われてきましたが、AIが生活の一部になっていく時代は、ある特定の分野の専門家やプロフェッショナルになってしまうことの方が、よっぽど「危険や賭け」なのだろう。

仕事や、やりたい事は一つに絞らず、「好きなこと」を「好きなだけ」やることが一番生産的であることは間違いない。


↑「生き方そのもの」に創造性を見出していく。(Pic by LC)

好きなことが見つかったら、それをビジネスで表現しようか、音楽や写真で表現しようか、もしくは地域貢献を通じて表現しようかを考えていき、2足、3足と草鞋の数を増やしていくことで、様々なものが混じり合って、面白いものが生まれていく。
 
まさに、これからは複数の草鞋を履き、やりたいことを躊躇なく全部やれる人たちが結果を出せる時代になっていくのだろう。



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Note

1.Jcastニュース『大谷3戦連発は「まぐれ」なのか 張本氏発言に「何様のつもり」と批判殺到』(2018年4月)2.トッド・ローズ、オギ・オーガス『Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』三笠書房、2021年 3.岩崎 日出俊「残酷な20年後の世界を見据えて働くということ」SBクリエイティブ、2014年 4.スコット・バリー・カウフマン、キャロリン・グレゴワール『FUTURE INTELLIGENCE これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣』大和書房、2018年

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