最近では、本田圭佑やメッシがピアノを弾き、米国のバスケットボールスター、レブロン・ジェームスもバイオリンを弾くそうです。 もしかすると、楽曲のように動く彼らのリズミカルなプレーは自ら楽器を弾くことで身に付けたのかもしれません。
村上春樹も文章はリズムがすべてで、自分のリズム感覚はジャズなどの音楽から学んだと何かの本に書いていました。
音楽コンサートなど、自分の知識が全くない分野のエンターテイメントは、ちょっと試してみる敷居が高いかもしれませんが、「音楽コンサート」+「スターウォーズ」みたいな感じで、自分に接点があるポイントまで歩み寄ってもらえると、自分の知識がない分野でも敷居がグッと低くなるような気がします。
生産性ではなく、創造性が必要な時代だと言われる中で、自分たちのフィールドに自分たちとは全く違う分野の人たちを呼び込むには、スターウォーズのように誰でも知っているようなエンターテイメント性を上手く盛り込んで、まずは新しいものに触れる敷居を低くしてあげることが大切なのかもしれません。
きっとイノベーションが起きるのは、芸術家がアスリートから、プログラマーが音楽家から、そして、作家が料理人からといったように、プロフェッショナルを連鎖させながら、他の分野の人たちから何かを学ぼうとした時だけでしょう。
自分の専門分野で突破口が見つけ出せず悩んでいる人は、自分の分野とは全く異なった分野にヒントを求めることが一番の近道なのではないでしょうか。
こんな感じで異なった分野のものが弱い磁石で繋がった時、新しいものがどんどん生まれていくんだろうな。