January 6, 2019
このパッケージを見て、タバコを辞められる人は、タバコ以外に人生を楽しませてくれるものがあるということ。

欧州のタバコのパッケージはすごく、確かにこれだけインパクトがあるものであれば、喫煙者も少しは減るのかもしれません。

星野リゾートが競争力が下がるという合理的な理由で、喫煙者を採用しないという方針をとっているように、吸う必要がなければ、タバコを吸わないに越したことはないでしょう。

しかし、仮に運動を欠かさないようにして、タバコも吸わず、血圧もコレステロール値も正常値を保ち、健康維持のために重要なことを全部やったとしても、それをしない時との平均寿命の差は、4年未満だという調査もあります。













人類上、最も長生きをし、122歳まで生きたフランス人のジャンヌ・カルマンさんは20歳から喫煙し、117歳まで普通に喫煙していたといい、117歳で禁煙した理由も、タバコに火をつけてくれる介護者のことを気遣ってのことだったと言います。

むしろ、現代の世の中には、タバコよりも身体に悪いという言われるものはたくさんあります。

例えば、一日中机に座っていること、孤独、中国の都会で生活することは、タバコを吸うのと同じぐらい身体に悪く、そして、何より、人生に生きる意味を無くし、「退屈」してしまうことが一番身体に悪いのでしょう。

122歳まで生きたカルマンさんは、85歳からフェンシングを始め、100歳まで自転車に乗り、1週間に1キロのチョコレートを食べていたそうです。





もちろん、タバコがないとイライラしたりして、タバコに完全に依存しまっては絶対にダメでしょうが、今まで家の中で吸えたタバコを「外で吸って!」と奥さんから言われて、寂しそうに外でタバコを吸っている人を見ると少し切なくなり、むしろ、そちらの方が健康に悪いような気さえしてしまいます。

欧州と日本では、状況が大きく違うのでしょう。

でも、欧州でこのパッケージを毎回見てでも、タバコは吸おうとする人には、きっとタバコが人生の中で必要なものなんだろう。

このパッケージを見て、タバコを辞めようと思える人には、タバコ以外にもっと人生を楽しませてくれるものがあるということなんじゃないかな。

吸わないに越したことはないけれど、人生の価値観は人それぞれなのだから。

/CIGARETTES