December 27, 2019
教育は20年先の未来を逆算「今頃PCを小学生全員に配っても遅すぎる。」

安倍総理が「学校で1人1台のパソコンは当然」と発言したことで、これから学校に対してIT機器の導入が進んでいきそうです。

でも、いまの子供たちが大人になる頃に、果たしてどれだけの人がPCを使っているのだろうか?

間違いなく、コンピューターはスマホ以上のウェアラブルなものになっているでしょうし、プログラミングであっても、あと何年人間がアナログでやるのかわ分かりません。



よく教育は20年先を見て考えなければいけないと言いますが、現代であれば、2040年にどんな産業が大きくなるのかを意識して教育を考えていく必要があります。

ちなみに孫正義さんは、30年前の1980年代に熊本県のすべての小学生にPCを導入すべてきだと、県知事に話していました。

英語教育なども、恐らく、あと数年もすれば、自動翻訳の技術が向上して、英語を時間をかけて学ぶ人などほとんどいなくなるだろう。

現代でさえ、英語が喋れるという理由で、あちこちに引っ張りだこになり、高い年収を稼いでいる人など聞いたことがありません。



インターネット産業が成熟し、次の数年でAIがどんどん普及していくのであれば、その次に来る産業は何かということを現在から逆算して、教育を考えていく必要がある。

アメリカファーストのトランプが生まれ、英国がEUを離脱して、いま繋がり過ぎてしまったグローバル社会が終ろうとしているのであれば、10年後に必要になるのは、外国の言葉ではなくて、自国の文化だろう。



ビジネスパーソンは現在からちょっと先の未来を見ていればいいかもしれない。

でも、子供が社会に出て本格的に活躍するのは10~15年後なのだから、教育者の考えは、進みすぎているぐらいでなければ、間違いなく遅すぎる。

/COUNT-BACKWARD