February 26, 2019
お金の使い方とセックスのやり方だけは学校で教えてはくれない。

ビル・ゲイツや投資家のジョージ・ソロスはお金を稼ぐよりも、使う方が難しいと言いますが、MBAの授業で利益の出し方は教えてくれても、お金の使い方とセックスのやり方だけは学校で教えてくれません。

特にアメリカのラッパーやNBAプレーヤーなどはお金の使い方がすごく荒いイメージがあり、何と億単位の給料を稼ぐNBAプレーヤーの90%が50歳までに破産してしまうのだと言います。

そんな中、人気ラッパーのキラー・マイクが、世界第3位の資産家、ウォーレン・バフェットのお金の使い方に感化され、ネットフリックスで「Trigger Warning」という番組をスタートさせました。


↑お金は稼ぐより、使う方がよっぽど難しい。(LC.inc)

ウォーレン・バフェットは50年に及ぶ投資キャリアの中で、アメリカ以外の国にはほとんど投資せず、60年前に約2500万程度で田舎に購入した家にいまだに住んでいるといったように、まずは自分の国やコミュニティーを第一に考えてお金を使うことが、億万長者が考える一番費用対効果が高い投資なのだそうです。

ある調査によれば、アジア系の人達は28日間自分たちのコミュニティー内でお金を使い経済を回していけるのに対して、黒人の人達はたった6時間しか、自分たちのコミュニティー(黒人コミュニティー)にお金を留めておくことができません。

つまり、黒人の人達が稼いだお金の大半は、白人がつくったモノやサービスに流れてしまい、もしかするとこれが黒人が裕福になれない一つの原因ではないかとキラー・マイクは考えました。




↑まずは自分の目の届く範囲に投資することが、一番費用対効果が高い投資。(LC.inc)

そこで、黒人であるキラー・マイクはスマホからテレビ番組、そして、食器などすべて、黒人がつくったもの以外は使用しないという実験を行っています。

実際、日本でも、アップル、スターバックス、ナイキからフェイスブックなど、年々日本以外のコミュニティーがつくったモノやサービスを使う時間が増えているのは間違いありませんし、「Made in Japan」のモノを使う時間が少なくなればなるほど、日本がどんどん貧しくなっていっている気さえします。

企業を支えるにしても、個人が銀行にお金を預けて、銀行が企業に融資をする「間接投資」ではなく、国民の個人一人一人が投資先を選んで企業を支える「直接投資」の方が、自分にとっても、世の中にとっても良いお金の使い方ができるのではないでしょうか。

きっと、傾いた日本企業を支えられるのは、日本人しかいないのだから。


↑年々、日本以外のコミュニティーがつくった製品を使う時間がどんどん増えている。(LC.inc)

ZOZOTOWNの社長さんが、少し前にお金を使えば、使うほど増えていくみたいなことを言っていましたが、世界の大富豪たちでさえ、お金を正しく使うのは難しいと言っているのですから、そんな単純なものではないのでしょう。

少なくても、貧乏な人達は稼ぐ額が少ないという以前に、お金の使い方が下手なのだろう。

だって、お金の使い方が上手かったら貧乏になるはずなどないのだから。

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