「思考は現実化する」の著者であり、アメリカで成功した人たちを徹底的に調査したナポレオン・ヒル。
彼は、人が何か目標を掲げた時、諦めるまでに何回トライしたかという平均値を出しました。
とにかく、がむしゃらに挑戦し、失敗すればするほど成功に近づくと考える人は平均100回ぐらい挑戦するのかもしれません。
とりあえずやってみようと3、4回挑戦して諦める人たちもいるのではないかと思うかもしれない。
でも、ナポレオン・ヒルの調査によれば、人が何か目標に対して挑戦し、諦めるまでの平均回数は1回未満だったのだと言います。
つまり、ほとんどの人は、自分の目標に対して、ほとんど挑戦すらしないまま終わってしまっている。
数年前、カンブリア宮殿の中で、孫正義さんが卒業を控えた高校生たちに対して、次のように言っていたのが印象的でした。
「自分の夢を明確に持たず、自分の人生に対するビジョンも持たずに、ただ生きていくために給料をもらいにいく。『でも現状、それしか仕方がない』と言ってる間に人生はあっという間に終わるから 。あっという間ですよ。」
挑戦すれば、失敗も増えるけど、成功する確率も確実に上がる。
多くの人が目標に対して、一回も挑戦せずに諦めてしまっているということは、一回も宝くじを購入せずに、宝くじが当たってほしいと思っているのと同じことなのだろう。
人生に悔いを残したくないから、「やっぱり挑戦しよう!!」と思った時には、歳を取って、家族もいて身動きが取れない状態になっている。
これからの人生で最も自分が若いのは、「今」なのだから、行動は早いことに越したことはありません。